家族のサポートを受けずに、主婦が起業する方法
プロ事務育成プログラムの受講者さんの中には、「自分がしようとしていることを、家族にはまだ話していません」という方が、一定数いらっしゃいます。
その理由は様々で、
- 話を聞いて「できる」と分かった時点で伝える
- できるかどうかの自信がないから、ある程度やってみて実績ができてから報告する
- 反対されるに決まっているから、絶対に言わない
と、その温度感はまちまちです。
ですが、私の意見は「それ、順番が違います!」です。
家族に言うのが一番最初であり、賛成を得てから始めることで成功する可能性を大幅にアップさせることができます。
そもそも、大事な家族に言えないようなことをやろうとする時点で、「どこかおかしい?」と感じてほしい。
これがどこかに雇用されることなく「自分の力でお金を稼ぐ」と決めた私から、あなたに贈る言葉です。
家族に黙って起業に成功するために、主婦ができること
とはいえ、様々な事情から起業の意思を言えないままに行動を始めるケースを、事務屋という立場柄よく見るのも事実です。
そこで今日は、「家族に黙ったままで、起業がうまくいく方法」をご紹介します。
やることは、全部で3つ。
どれも簡単ではないけれども、「やる」と決めたら実行することは可能なはずです。
家族の協力を得ずに主婦が起業する手順1:時間の使い方を見直す
まず最初に、活動時間を確保するための空き時間を徹底的に生み出します。
やり方はいろいろあるし、向き・不向きもあるので、一概には言えません。
最近の私は、こんなやり方を採用しています。
あなたの1日をデザインし、確実に実行へと運ぶ「することメモ」のすすめ
「私に合った方法は?」という方は、こちらに来てみてはいかがでしょう?
家族の協力を得ずに主婦が起業する手順2:家事をひとりで完璧にこなす
次にすることは家事や育児など、主婦の役割についての全般的な見直しです。
「家族の協力を得ない」と決めた以上は、誰の手助けも借りずにあなたひとりで完璧にこなすことが求められると考えてください。
私がなぜ、これほどまでに厳しく言うのか?
それは、「私は起業したいから、これまでと同じように家事はできません。だから手伝ってください。」というのは虫がよい話だと考えるから。
逆の立場から考えてみましょう。
もしもあなたのご主人が「僕は退職して、独立したい。収入は減るけれども我慢してほしい。」と言ってきたら、あなたはどう思いますか?
主婦の役割は、まずは家事と育児です。
最初の段階で家族の協力を仰がないのであれば、このチェックポイントは自力でのクリアが求められます。
家族の協力を得ずに主婦が起業する手順3:「○ヶ月で結果を出す」と決めて、実行する
手順1、2と「それ、本当にできるの?」ということをお話ししてきました。
ここまでをクリアして来たあなたなら、最後のポイントは他のふたつに比べて難易度は低いでしょう。
主婦起業にあこがれて、何年も学び続けている人が散見されます。
ですが、この方たちが起業できる可能性は低いでしょう。
その理由は「達成したい結果に、締め切りがないから」
期限がないタスクに、人はなかなか取り掛かろうとしません。
なので、あなたの起業には達成期限を設定してください。
期間は短すぎず、長すぎない程度で。
3ヶ月から半年くらいで、何かしらの達成ポイントを設けておくと程よい緊張感が得られます。
起業を選び、社会の荒波に漕ぎ出すあなたへ
これから先、起業すると決めたあなたには様々な出来事がやって来ます。
うれしいこともある一方「なぜ、こんな目に…」と思う、理不尽なこともあります。
感情の浮き沈みが激しい中で、あなたを支えてくれる存在こそが、愛する家族。
「家族が支えてくれるから、もう一歩踏み込んでいこう!」
この強い気持ちがあるかないかでは、その結果は大きく異なるのです。
「主婦の起業は、家族を味方につけてから」
どうかこの言葉を、忘れないでくださいね。
最後に、家族の助けを得てから手順1から3を実行することで結果を100倍、出しやすいことをお伝えしておきます。
どちらを選ぶのも、あなたの自由です。
在宅で働くフリーランス事務代行「プロ事務」創始者。
2010年よりプロ事務に従事する。
また2015年より「プロ事務育成プログラム」専任講師として、200名以上のプロ事務を輩出。
プロ事務の後進を養成する活動を続けている。
香川県在住。プライベートでは夫と娘、息子の四人家族です。