正社員が在宅で副業をする前に考えておきたい、3つのポイント
私が開催している在宅ワークとしてフリーランス事務代行をするための講座「事務屋育成プログラム」には、「今は会社に勤めています」という方が数多くいらっしゃいます。
去年の終わりごろから「副業解禁」の波がどんどんと大きくなり、「これまでは無理だと思っていたけれども、今ならできるかも?」と、副業を検討している方もいらっしゃることでしょう。
さらに、会社員の副業として特に注目を集めているのが、
- 会社が終わった後の夜の時間帯に
- 自宅で仕事をする
という、在宅ワークの形を取った副業。
移動の必要がなく、家に帰ってからの時間を有効活用できる、会社員の副業としてありがたい働き方です。
在宅で行う事務代行養成講座を通じて、私が実感していることがあります。
それは、「会社員が在宅で副業をするのなら、これからお話しする3つのポイントを押さえておくと成功率が上がる」というもの。
会社員の副業情報を探してこのページにたどり着いた方には、必ずお役に立つはずです。
会社員と並行して、在宅での副業を始めたい理由
ところで、あなたが副業に興味を持った理由は何でしょう?
会社でのお給料に不満があるからでしょうか。
それとも、会社の将来性に不安があるからですか。
もしかしたら、いずれは独立・起業を考えているので、その準備としての副業でしょうか。
副業を始めたい理由は、何でも構いません。
ですが「なぜ」の部分がハッキリ分かっていないと、いずれは両立することが苦しくなってきます。
つまり、あなたが副業をしたい目的が分かっていれば、頑張り続ける力になるということです。
「副業」とはいえ、仕事であることに変わりはありません。
責任を持って在宅で働き続けることを視野に入れているのであれば、あなたが会社員として副業をしたい理由を知ることをおすすめします。
これが最初のポイントです。
会社員の仕事と副業を合わせて、いつ、どれくらい働くことができるのか?
ふたつめのポイントは、あなたが働ける時間を知ることです。
この「時間」には
- 在宅での副業として働けるのは、何曜日なのか?
- 1日のうちで副業に割けるのは、何時間くらいなのか?
こういったこと。
具体的には
- 月曜:残業になりがちなので難しい
- 火曜:早く帰れるから、20時ごろから3時間くらい
- 水曜:料理教室に通っているから、不可
- 木曜:たまに残業があるけれども事前に分かるので、副業時間の調整は可能
- 金曜:週末くらいは休みたいから、副業はしない
- 土曜、日曜:会社の仕事は休みだから、いい仕事があれば入れてもいいかな
これくらいのスケジュール感はほしいところです。
あと、大事なのは会社員としての繁忙期を把握しておくこと。
先ほどもお伝えした通り、在宅での副業とは言え仕事なのですから、責任を持って働ける範囲内でやるのは当然です。
事務屋育成プログラムでは「繁忙期であっても問題なくこなせる仕事量にとどめておくこと」とアドバイスしています。
「正社員の副業だけど、在宅だからばれないよね」はNG
最後のポイントは、会社で副業が禁止されている場合の対応方法。
それぞれに抱える事情は違いますし、私からは一概に「大丈夫」とは言えません。
ですが、「やり方によっては、いけるのかも?」という事例は、これまでにいろいろと見てきました。
ここから先は個別で対応しますので、この講座にてお待ちしています!
取りあえず言えるのは、「あなたが思っているよりも、副業のハードルは高くない」ということです。
「正社員が在宅で副業」が当たり前になる時代が、もうすぐやって来ます!
去年の終わりから今年に入ってからの、働くことに関する一連の動きを見ていて私が思うこと。
それは「副業をしないと、もう食べていけないのだな」という、急激な変化に対する強い不安です。
今でも私が会社員であったなら、おそらくは怖くて仕方がなかったでしょう。
ですが、2010年の終わりから個人事業主として仕事を続けていたおかげで、「何があってもやっていける」という実績を得ることができました。
会社員の副業感覚でスタートして、最初は1日1時間から。
今は主婦であり、かつ社長として3つの事業を展開するまでになりました。
主婦をしながら在宅で働くスタイルに落ち着いたのは偶然だったのですが、振り返ってみると時代にマッチした選択だったと実感しています。
最初から「よし、副業を頑張るぞ!」と気合いを入れたのでは、おそらくうまくいかないでしょう。
それよりも「会社でのお給料に、プラスアルファがあればいいな」くらいのリラックスした気持ちで始めた方が成功に早く近づくことができます。
ここまでに私からお話しした3つのポイントを踏まえて、楽しく始めることが私のおすすめ。
会社員が在宅で副業することが身近になって競争率が上がる前に、ぜひ始めてみてくださいね。
在宅で働くフリーランス事務代行「プロ事務」創始者。
2010年よりプロ事務に従事する。
また2015年より「プロ事務育成プログラム」専任講師として、200名以上のプロ事務を輩出。
プロ事務の後進を養成する活動を続けている。
香川県在住。プライベートでは夫と娘、息子の四人家族です。